石川県クラフトデザイン協会の会員が丹精込めて製作したクラフトを一堂に集めた作品展が、石川県地場産業振興センター(金沢市鞍月2、TEL 076-268-2010)で始まり、漆器や陶磁器、ショール、バッグ、アクセサリーなど378点が訪れた人の目を楽しませている。
今年は「春の息吹」をテーマにし、どの作品もやわらかな春のイメージを感じさせる仕上がりになっている。干支のネズミや3月のひな祭りにちなんだかわいい置物をはじめ、草木染めのマフラーやショール、トンボ玉でつくったネックレスや携帯ストラップなどの創意を凝らした作品は、特に若い女性の関心を集めている。
また、工芸王国石川が育んできた漆器や陶磁器も、高度な技術をベースにしながら、現代の生活空間やライフスタイルにマッチした、伝統にとらわれないモダンなデザインの意欲的な作品が多いのが特徴。
開場時間は9時~175時。入場無料。3月2日まで。