東南アジアの料理とおはぎを味わえる異色レストラン「善」(金沢市神宮寺2、TEL076-251-1060)が9月1日、リニューアルオープンする。店舗面積は約100平方メートル、席数はカウンター、テーブル席、小上がりを含めて25席。
家族経営の同店は10年前にオープン。料理は、東京のフランス料理店などで修業した後、22歳から4年間にわたり、タイやインドネシア、ベトナムなどを旅した真田貴史店長(37)が、当時、屋台や飲食店で覚えた味を自己流にアレンジして提供する。メニューは、鶏モモ肉をたれに漬け込んで焼いたタイ風「ガイヤン」、春雨のサラダ「ヤムウンセン」、ベトナムの生春巻き、フォー、インドネシアのナシゴレンなど。
一方のおはぎは、真田店長の母親、治美さんの手作り。あんは、父親で真田製餡(あん)=京町=専務の善夫さんが毎日、昔ながらの製法で作るという。
今回のリニューアルでは、新しい趣向として10時~23時の営業時間を4つの時間帯に区分。10時~11時は「いれたてコーヒーとおはぎの時間」と銘打ち、治美さんが切り盛りする。11時~15時は「お昼のアジアごはん」、15時~17時は「アジアと和の餡デザートとティータイム」、17時~23時は「夜のアジアごはん」の時間帯とし、貴史店長が腕を振るう。
内装も一新し、女性客や子ども連れもゆっくりと食事ができるよう、店内は全面禁煙とした。
貴史店長は「食材にこだわり、地元の加賀野菜や能登豚も使う。父の作るあんこは甘さが控えめでおいしいので、『チェ』やタロイモのケーキと共に盛り付けたデザートも出したい」と話す。おはぎはテークアウトもできる。
リニューアルオープン当日の営業時間は17時~22時(同2日は21時まで)。休業日はホームページで確認できる。