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「いしかわ演劇祭」開催へ-7団体の公演とワークショップも

「いしかわ演劇祭2011」の告知ポスター

「いしかわ演劇祭2011」の告知ポスター

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 「いしかわ演劇祭2011」が10月27日より、金沢市民芸術村(金沢市大和町)で開催される。

過去に開催された演劇祭の公演風景

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 2000年にスタートした「かなざわ演劇祭」と隔年で交互に実施する同祭、秋の芸術祭「ピエンナーレいしかわ秋の芸術祭」への参加イベントで通算13回目となる。7団体による12公演のほか、ワークショップやシンポジウムも予定する。

 今回のテーマは「Create from Ambivalence(矛盾から創造せよ)-原っぱからの出発」。1回目の同祭実行委員会が行われた6月3日、東日本大震災と原発事故を受け「演劇人として今何をやるのか」を話し合い続けたメンバーは、「自ら起こす行動が新しい経験となり創造に結実する、そんな演劇祭を」との結論にたどり着いた。震災後の世界での新たな演劇的想像力の獲得に向けて、第一歩を踏み出すことが今回の演劇祭の役割との認識で、募金箱を設置するなど、被災地の演劇を支援する。

 同祭では、ABCDの4ブロックに分かれ各ブロックが3回の公演を行う。出演するのは、金沢を拠点に活動する「coffeeジョキャニーニャ」「D.D.D」「劇団アンゲルス」「仮設劇団ミリシーベルツ」「激団トラベルボンバーズ」「K@D第3世代」と、札幌を拠点に活動する「札幌ハムプロジェクト」。

 金沢大学演劇部OBが中心となり活動する「coffeeジョキャニーニャ」は落語をベースにした演目「まんじゅううまい」を、「劇団アンゲルス」はマレーシアのリャオ・プイティン原作の「三人の子供たち」を、毎年全国30都市と北海道内15市町村をワゴン1台で公演して回る「札幌ハムプロジェクト」は「ジャマコ、せかいをすくう」を、それぞれ公演する。

 「舞踏」の活動を続けているグループ「金沢舞踏館」によるワークショップでは、「舞踏」という体験を通して「見えざるもの」を血肉化する新しい切り口での体験と発見をテーマにしたワークショップを開く。開催日は11月3日・4日・6日で、定員は各回20人程度。

 入場料は、当日=1,500円(1プログラム)、前売り=2,500円(4プログラム通し)・1,000円(1プログラム)。チケットは金沢市民芸術村のほか、メロメロポッチ、かなざわ演劇人協会、こりっち舞台芸術で取り扱う。公演スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。

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