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金沢の雑貨店で「プチ町家商店街」-町家ショップ30店の商品を一堂に

各店の商品を並べる「プチ町家商店街」

各店の商品を並べる「プチ町家商店街」

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 金沢市内の町家で営業するカフェや和菓子店、居酒屋など約30店の商品を一堂に集めたイベント「プチ町家商店街」が現在、雑貨店兼カフェ「collabon(コラボン)」(安江町、TEL 076-265-6273)で開かれている。今回の催事のために作られた限定品もあれば、店主自慢の定番品もあり、来店客は楽しそうに品定めをしている。

大正時代に建てられた元履物店で開店している「collabon」

 金澤町家は1950(昭和25)年以前に建てられた木造住宅のことをいう。その保存を目指して活動しているNPO法人「金澤町家研究会」によると、町家を使った飲食店や商店は同市内に約60カ所あり、今回はこれらの店を応援する目的でイベントを企画した。

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 大正時代に建てられた履物店の建物を利用し、9年前に開店した「collabon」は、看板犬「だんご」のイラストを描いた手拭いとポストカード、陶器の置物を出品。天保年間から続く老舗「髙木糀(こうじ)商店」(東山1)は、8代目店主髙木竜さん(31)の妻、真利子さん(29)がイベントのために作った甘酒あんパンを並べた。自社製の糀で加工した甘酒をイースト菌代わりに用いたパンで、「発酵の可能性を探った新しい挑戦」(髙木さん)という。

 広島県尾道市出身の橋本和也さん(41)が2年前、築約80年の町家で開いた和菓子店「月天心」(東山3)は、ギンナンと菊、雁の影が映る月、米俵をかたどったらくがんを用意した。普段は大福や芋ようかんなどを扱っているが、「かわいいもの、買いやすいものをと考えた」と橋本さん。同じく昭和初期建築の町家を改修したブックカフェ「あうん堂」(東山3)は、店主の本多博行さんが北欧を旅行した際に購入した古切手を放出。切手には、日本でもよく知られるフィンランドの物語の主人公「ムーミン」やサンタクロースがデザインされており、買い物客の目を引いている。

 「古い建物が残っていることは金沢の魅力の一つ。建て替えて新しい店を作るのもいいが、金沢らしい町並みを残していってほしい」と日頃の思いを語る橋本さん。同NPO会員の奥村久美子さんは「町家ショップの中には、代々商売している店もあれば、ご主人が古い建物が好きで、わざわざ探して開店したところもある。この機会に、どんな店があるか知ってもらえれば」と来店を呼び掛ける。

 開店時間は11時~20時。火曜・木曜定休。10月10日まで。

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