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金沢の3つの寺でアートグループ展「オテラート」-若手住職の会が企画

広誓寺の外観

広誓寺の外観

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 金沢の浅野川寺院群の3カ寺の20~30代の若手住職と副住職で構成する「寺子屋の会」が現在、各寺院を会場にしたアートグループ展「OterArt(オテラート)」を開催している。

「オテラート」の会場となっている広誓寺

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 「寺子屋の会」は、「広誓寺(こうせいじ)」(金沢市昌永町、TEL 076-252-3592)住職の巽亮光さん、「崇禅寺(そうぜんじ)」(瓢箪町、TEL 076-221-4803)副住職の三香美晋道さん、「聞善寺(もんぜんじ)」(瓢箪町、TEL 076-261-7374)住職の今井優悲さんの3人が「地域のために、お寺ができることを考えよう」と2009年11月に発足した。古来より寺は「寺子屋」と呼ばれたように、学び場や文化や情報の発信源として地域の人々にとってなじみ深い存在とされていたことを再確認し、今の時代だからこそできる寺の役割を模索している。

 「オテラート」は「お寺」と「アート」を掛け合わせた造語で、開催は今年で2回目。「創作すること、現代を共に学ぶ」機会を創出し、「地域の活性化とお寺を身近に感じてもらえること」を目的に開く。昨年は期間中、小さな子どもから年配者まで約700人が訪れた。

 今年のテーマは「天と地と音と」。絵画、彫刻、書、陶磁器など、金沢美術工芸大学の学生や同市在住の作家など、昨年の15人より多い22人の作家が出展する。4月~5月にかけて実施した寺の見学会では、寺の歴史や役割が説明され、各作家が会場の雰囲気を見て歩き創作のイメージを膨らませた。

 巽さんは「同展が、古来より『地域の祈りの場』『文化の発信の場』としてお寺が担ってきた役割の一端となれば。数百年と守られてきた各お寺の歴史やたたずまいを感じながら、各作家が創った作品を楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

 関連イベントとして、「おとなヨガ」(14日・20日の14時~15時)、「篆刻(てんこく)ワークショップ」(18日・19日の14時~16時)、沈金パネル体験(23日・24日の14時~16時)を予定する。

 開催時間は13時~18時。9月25日まで。詳細は同イベントのサイトで確認できる。

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