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金沢・有松に「有松三軒家」-中田屋・佃食品・加賀麩不室屋が共同出店

開店した「有松三軒家」。正面には3店がそろいののれんを出している

開店した「有松三軒家」。正面には3店がそろいののれんを出している

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 きんつばで知られる和菓子店「中田屋」とつくだ煮の佃食品、加賀麩(ふ)不室屋がのれんを並べる長屋型共同店舗「有松三軒家(さんげんや)」(金沢市有松5)が9月7日、オープンした。

開店した「有松三軒家」

 金沢市内に本社を置く3社は社長・役員同士の仲が良く、JR富山駅の駅ビルの銘店街でも並んで営業している。共同店舗「有松三軒家」は十数年にわたり、市南部に路面店を持ちたいと切望していた中田屋が、出店コストを抑えるためと「さらに強い店を作るため」(中田竜也同社常務)、残る2社にテナントとしての入居を持ちかけ開店が実現した。佃食品と加賀麩不室屋も同市香林坊よりも南に店を持っておらず、出店により市南部や野々市町、白山市などに住む買い物客の利便性を図れる利点があるという。当初、敷地内に別々の建物を建てることも考えたが、広さや経費などを考え合わせた結果、空間を有意義に使うことができる長屋型にした。

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 一部2階建てで、店舗面積は約150平方メートル。入り口は3カ所あり、白地に黒字で店名を入れたそろいののれんを掲げているが、内部は仕切りが無く、自由に行き来できるユニークな構造が特徴。

 中田屋(TEL 076-255-7100)は看板商品の北海道産小豆(あずき)を使ったきんつばをはじめ、能登産のクリを使った期間限定のきんつば「毬栗(いがぐり)」、最中(もなか)など6品目を販売。併設する甘味所「和味(わみ)」では、能登大納言小豆を原料にしたきんつばと抹茶のセット(525円)、あんみつ、ぜんざい(以上630円)を提供する。

 佃食品(TEL 076-226-0012)は極上ゴリや極上クルミのつくだ煮をはじめ、「加賀野菜ぷりん」など約70品目を置き、「本店に近い品ぞろえ」を目指す加賀麩不室屋(TEL 076-201-1100)は湯を注ぐと麩の吸い物ができる「宝の麩」や料理用の焼き麩、生麩、花麩など約100種類の商品を扱う。

 中田屋の福畑康史店長は「県内では初めての形態ではないか。相乗効果を期待している」と話し、佃食品の水口久美店長は「若いお客さまが多いので、加賀野菜スイーツを前面に押し出していく」と店づくりの抱負を述べる。加賀麩不室屋の吉田博之通信販売課長は「各店それぞれお客さまがついていると思うので、ついで買いしてもらえるのでは」と共同店舗のメリットに期待を寄せる。

 営業時間は9時~19時(日曜・祝日は18時まで)。

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