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演劇フェス「カラフル~金沢ラウンド~」-金沢・東京などの6劇団が連続公演

本番に向けてけいこをする劇団羅針盤

本番に向けてけいこをする劇団羅針盤

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 金沢と富山、東京、名古屋、京都の6つの劇団が連続公演する演劇フェスティバル「カラフル~金沢ラウンド~」が9月17日~19日、金沢市民芸術村(金沢市大和町、TEL076-265-8300)で開催される。

本番に向けてけいこをする劇団羅針盤

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 「カラフル」は全国から集まった若手の小劇場劇団が上演時間1時間の短編を披露する演劇の祭典。2003年と2007年、2009年に名古屋で開催されており、石川県内での開催は今回が初めて。同芸術村開村15周年記念企画として行われる。

 金沢から出演するのは、劇団「ジョキャニーニャ」と劇団「羅針盤」。ジョキャニーニャは新作コメディー「砂糖風呂(ぶろ)」、羅針盤は任侠(にんきょう)ものの「空ニ浮カブ星ノ名ハ三日月-ver.極彩色-」を上演する。

 富山の演劇ユニット「エスセナ・セニョリータ」の作品は、あの世との分岐点を舞台にした「ダイイング・ルーム」。フランスやトルコで公演を行うなど、精力的に活動する東京の「柿喰(く)う客」は20世紀初頭の東ヨーロッパ戦線で戦う若き将校たちを描いた新作「フランダースの負け犬」で舞台に登場する。名古屋の「試験管ベビー」はなかなか結婚できないサラリーマンを主人公にした「フラレタリウム」、女性による笑いをコンセプトにする京都の「ユニット美人」は「黒い紙と3つの箱」を演じる。

 全て旗揚げから10年未満の劇団ばかり。企画した同芸術村ドラマ工房ディレクターの金山古都美さんは「名古屋のカラフル3では、別の劇団に所属する劇団員同士が次の公演を一緒にやろうと談笑していたり、劇場のロビーで観客が今見た芝居の感想を話していたりしていた。あの『演劇の幸せな形』を金沢でも再現したい」と話す。「3本で2,000円と安いうえ、1日で6団体全ての公演を見ることができるので、ぜひ来場してほしい」とも。

 3公演を鑑賞できるブロック券は、前売り=2,000円、当日=2,500円。1日通し券は前売りのみで3,500円。同芸術村などで販売している。

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