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陶芸・イラストのハンバーガーずらり-金沢のギャラリーで企画展

焼き色の美しいバンズは本物そっくり

焼き色の美しいバンズは本物そっくり

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 金沢の陶芸カフェギャラリー「陶庵」(金沢市入江2、TEL 076-291-2533)で現在、ハンバーガーをテーマにした陶芸とイラストの展覧会「かなわんバーガー展」が開催されている。

猫の顔をした「にゃんバーガー」(中央左)、「獅子頭バーガー」(同右)、「土偶バーガー」(後列右から2点目)も登場した

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 出品したのは、県内外の陶芸作家8人とイラストレーター1人の計9人で作るグループ「かなわん」。ユニークな作品を発表することで、日頃は食器など実用品を製作している各作家に興味を持ってもらうのが狙いという。工芸には技術と経験の積み重ねが求められることとかけ、バンズ(パン)とハンバーグを積み重ねて作るハンバーガーをテーマに選んだ。

 金沢市のメンバー、下中健一郎さんはハンバーグ3枚とチーズ2枚を挟んだビッグサイズのハンバーガーを出品した。バンズの焼き色も本物そっくりで、陶製とは思えない仕上がり。陶庵代表の吉岡正義さんはハンバーグの代わりに、発色にこだわった赤、黄色、白の円盤型オブジェを挟み、同市の泉野櫻木神社境内で開窯する十握周作さんは同じく市内に工房を構える津田幹子さんとの共作で、猫の顔や獅子頭、タヌキの顔をあしらい、表面に菊の花などを描いたユニークな作品を展示した。同市の今村公恵さんは、ハート模様や星を絵付けした赤や黄色の「チーズバーガーリングホルダー」を並べ、個性を際立たせた。作品の総点数は約30点で、中には販売しているものもある。

 吉岡さんは「とても良い出来だと思う。9人それぞれに個性的なので、好きな作家を見つけて、今後も応援していってほしい」と話す。

 開場時間は13時~21時。木曜定休。入場無料。8月7日13時からは、出展者によるギャラリートークと移動販売車でのオリジナルハンバーガーの販売が行われる。展覧会は10日まで。

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