JFL(日本フットボールリーグ)所属の地元チーム「ツエーゲン金沢」は7月8日、ホームグラウンドの県西部緑地公園陸上競技場(金沢市袋畠町)でHonda FC(静岡県浜松市)と対戦し、1-0で下した。
Honda FCを相手に白熱した試合を繰り広げたツエーゲン金沢
ツエーゲンは前半40分、DFマイケル・ジェームズ選手がHondaのこぼれ球を拾い、左足でボレーシュートを決めた。その後、たびたびピンチに見舞われ、前半・後半を通じたHondaのシュート数はツエーゲンの8本を上回る13本に上ったが、徹底した守備で得点を許さず、1-0で逃げ切った。
この勝利により、ツエーゲンは勝ち点22、得失点差+10になり、昨シーズン、JFLに所属して以来、初めての暫定首位に立った。
試合終了後、インタビューに答えたジェームズ選手は「ダイレクトで集中して放り込めば、いけると思った。(シュートが決まり、)気持ち良かった」と、今シーズン初得点の瞬間を振り返った。上野展裕監督は「苦しい試合でピンチもあったが、選手は最後まで集中を切らさず、よくやってくれた」と健闘をたたえた。
この試合から、吉本興業(大阪市中央区)の「あなたの街に“住みます”プロジェクト」の石川県担当として、白山市内の実家で暮らしながら芸能活動をしているお笑いコンビ「ぶんぶんボウル」がツエーゲンの新しいサポーター「公認サポ芸人」に就任した。2人はマスコットキャラクターの「ゲンゾー」から任命書を受け取った後、ゲームを観戦。まーし(本名=川岸真志)さんは「ますます強くなるためには、ぜひ僕をフォワードに入れていただければ。…ところで、フォワードってどこですか」とボケて見せ、とよしげ(同=松本豊茂)さんは「サポーターの熱気をものすごく感じた。勢いが違う」と笑顔で語った。
2人は今後、時折、ホームゲーム会場を訪れ、ハーフタイムにショーを行う予定。YNN(よしもとネタネットワーク)のホームページ上で毎夜、配信している生番組内でもチームを紹介する。