金沢の「幸運の大豆」話題に-コンクリートのすき間から芽を出し収穫へ

豆腐になるはずが、転がってコンクリートの隙間から芽を出し、みごとに実った「幸運の大豆」

豆腐になるはずが、転がってコンクリートの隙間から芽を出し、みごとに実った「幸運の大豆」

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 有機栽培農産物を加工販売する農産工房「金沢大地」(金沢市八田町、TEL 076-257-8818)で、加工場のコンクリートのすき間から芽を出した大豆がこのほど収穫され、しぶとくラッキーな「幸運の大豆」として話題を集めている。

 「幸運の大豆」(品種「あやこがね」)が芽を出すまでの物語は4年前にさかのぼる。2003年に福井県で種子用として栽培された種が2004年、同じ福井県の他の生産者により実を付けた。本来はそこで食用になる運命だったが、偶然にもそれをかいくぐり、同工房の生産農場である「金沢農業」へ種子としてやってきた。2005年7月、同農場の有機圃場にまかれた種子は、たわわに実をつけてその年に収穫されたが、やはり加工されることなく翌2006年の1年間、冷温貯蔵庫に保存された。

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 そして、今年7月。いよいよ同工房の貯蔵庫から出されて豆腐にされるところ、1粒が気づかぬうちに加工場のコンクリートの割れ目に転がり落ち、その後すくすくと育って見事に芽を出したという。「毎年60トンほどの大豆が収穫されるが、同工房で加工されるのはそのうちの4トン~5トンのみ。ほとんどがそのまま大豆として出荷されるので、それだけでも確率的にすごい」と代表の井村さんは話す。

 何度も食用とされるのを逃れ、偶然にもコンクリートから芽を出したことで大事に育てられた「幸運の大豆」。11月21日には「豆たたき」を行って206個もの「幸運の大豆たち」が収穫され、今後は「さやから何粒収穫できるか」というクイズに応募してくれた人へのプレゼントになるという。

 有機栽培農産物を生産する「金沢農業」は「日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会・有機JAS認定生産者」として日本でも有数の規模を誇る農場で、農産工房「金沢大地」では、そこから取れる有機大豆・有機小麦・有機米などオーガニックな農産物や加工品の販売加工を行っている。商品はホームページから購入できる。電話でも受け付ける。フリーダイヤル0120-269600 。受付時間は10時~18時

金沢大地井村辰二郎さんのブログ

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