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金沢の酒蔵が地元の料理研究家とコラボ-グルメセットをネット販売

福光屋が提供する「4月のじわもん酒肴便」のセット内容

福光屋が提供する「4月のじわもん酒肴便」のセット内容

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 金沢の老舗酒蔵「福光屋」(金沢市石引、TEL 076-223-1161)が、酒と地元食材を組み合わせた月替わりグルメセット「じわもん酒肴便」4月分の注文受け付けを始めた。

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 同商品は、米・水・造りにこだわる純米蔵の同社が「日本酒や石川の食の魅力を知ってほしい」と企画。「石川県らしい食品」「素材や作り方へのこだわり」「食の安心・安全」をキーワードに地元の生産者とコラボレーションし、厳選した「じわもん(=地元食材)」に相性の良い酒を組み合わせるもの。

 昨年9月にスタートして以来、認知度と人気度が上昇し同社オンラインショップの目玉商品の一つになった。購入件数の半数以上がリピーターで、同企画により同社直営店やオンラインショップの定番商品となった食品もある。これまで、「ぶった農産」(野々市町)や海産物の加工販売「朝市いけずみ」(金沢市)などとコラボしながら、同社が厳選した地元の食材に合う日本酒を提案する。「これまで一番人気があったのは、昨年末に販売した『鴨ロース』や『かぶら寿司』を合わせたセット」と同社企画室の岡本亜矢乃さん。

 4月分は、金澤郷土料理研究家として活躍する青木悦子さんとコラボした。これまでも、同社の酒粕を使ったオリジナル商品などを共同開発してきた青木さんが考案したのは、仕込みの際に日本酒をぜいたくに使った「ほろ酔い鶏」、「ふきのとう味噌(みそ)」、同社の吟醸酒かすの風味が利いた「甘エビ吟醸 酒粕わさび風味」の3種。これらに同社の「加賀鳶 山廃純米 無濾過生」(720ミリリットル)と「春季限定 鏡花 GOLD(金箔入り)」(370ミリリットル)を合わせる。

 岡本さんは「地元にいながら知らなかった味、未体験の食材などもたくさんあり、この企画を通して郷土の魅力を再発見してもらえれば。お酒と料理の組み合わせや、お酒を楽しむシチュエーションのヒントにもしてほしい。インターネットを通じて、より多くの人に石川の味を知っていただき、多様化する顧客ニーズにも応えていきたい」と話す。

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