「借りぐらしのアリエッティ」-野々市出身・米林監督らが舞台あいさつ

上映開始前、舞台であいさつする米林監督(右から3人目)ら

上映開始前、舞台であいさつする米林監督(右から3人目)ら

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 スタジオジブリの新作アニメーション映画「借りぐらしのアリエッティ」の舞台あいさつが7月27日、野々市町や金沢市などの映画館6館で行われ、同町出身の米林宏昌監督や、音楽を担当したフランス出身の歌手でハープ奏者のセシル・コルベルさんらが作品に込めた思いを語った。

主題歌を披露するコルベルさん

 「借りぐらしのアリエッティ」は、人間の屋敷の床下に住み、住人から自分たちの暮らしに必要なものを必要なだけ借りて暮らす小人の少女アリエッティが主人公。小人たちには人間に姿を見られてはならないというおきてがあるものの、アリエッティはある日、人間の少年に気付かれてしまう――というストーリー。

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 野々市町生まれの米林監督は、金沢美術工芸大学商業デザイン学部を中退後、1996年、スタジオジブリに入社。「もののけ姫」の動画、「千と千尋の神隠し」の原画などに携わり、同作品で初めて監督に就いた。

 同日、「ワーナー・マイカル・シネマズ御経塚」(野々市町)でコルベルさんや鈴木敏夫プロデューサーらとともにステージに立った同監督は「ここにはたくさん来ていたが、まさかこんな所に立つとは思わなかった。よく動き、笑ったり、怒ったり、いろいろな表情をするアリエッティを見て、少しでも元気が出たと思っていただけたらうれしい」とあいさつした。

 コルベルさんはハープを弾きながら、主題歌「Arrietty’s Song(アリエッティズ・ソング)」を甘い声でささやくように歌い、「わたし自身、大好きな作品なので、皆さんにも好きになっていただければうれしい」と観客に呼び掛けた。

 鈴木プロデューサーは、企画・脚本を担当した宮崎駿さんが完成作品を見た時に、「思っていたより3倍良かった」と米林監督を褒めたエピソードや、同監督が社内で「麻呂」と呼ばれているという内輪話を披露。監督の両親や同級生らも駆け付け、ほぼ満席となった会場に笑顔が広がった。

 ステージには、同社の前作「崖(がけ)の上のポニョ」で主題歌を歌った「藤岡藤巻と大橋のぞみ」の藤巻直哉さんもゲストとして登場し、盛り上げに一役買った。

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