「シェイクスピアの男と女」をガラスジュエリーで表現-白山の画廊で作品展

ガラスの人形を置いた「芝居小屋」

ガラスの人形を置いた「芝居小屋」

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白山の「ガレリア画廊」(白山市、TEL 076-273-0403)で現在、シェイクスピアの戯曲の登場人物をイメージした25作品を展示する「ガラスジュエリー/シェイクスピアの男と女展」が開催されている。

「リア王」の最期を表現した作品

 同展は、大阪市在住の吹きガラス作家・光島和子さんと、東京で活躍している舞台美術家、松岡泉さんの作品展で、これまでに東京や京都、ニューヨークでも開催された。作品は松岡さんが制作した小さな箱型の舞台に光島さんが作ったジュエリーを置き、戯曲の一場面や登場人物の人柄を表現している。

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 末娘を勘当し、残った2人の娘に国を譲った後、裏切られ、失意のどん底で亡くなった「リア王」は、荒野に傾いて立つ十字架の根元に黄金の王冠を配置。「ロミオとジュリエット」のジュリエットは、天井へと続く長い階段の途中に大きな赤い石をつけたリングをかけ、愛を貫く姿を表した。夫と共に王を殺した「マクベス夫人」は傾く玉座の周りを大ぶりで複雑な色合いのネックレスで囲み、強さと心のもろさを描き出す。

 連作の「夏の夜の夢」は、親の決めた婚約者との結婚を拒んだ娘が恋人らとともに森に逃げ込む場面や、いたずら好きの妖精パックが媚薬(びやく)を使って恋人たちを混乱させる場面など、7つの情景を再現した。

 それぞれの作品には、翻訳家で演劇評論家でもある松岡和子さんが記した各戯曲のあらすじが添えられており、来場者はストーリーを思い出しながら鑑賞することができる。展示品は販売も行っており、ガラスジュエリーのみの価格は2万円台~70万円台。

 同画廊の村上弥生さんは「光島さんの作品はスコットランド国立美術館などにも収蔵され、亡くなったダイアナ妃も購入した。松岡泉さんも第一線で活躍している人なので、ぜひ作品を見ていただきたい」と話す。

 開場時間は11時~17時。第1・第3月曜、火曜定休。入場料は200円(初めての来場のみ。2回目以降は無料)。7月4日まで。

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