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金沢に会員制糀料理店「発酵食美人食堂」-地元調味料メーカーが開店

糀をふんだんに使った「美人ランチ」

糀をふんだんに使った「美人ランチ」

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 しょうゆ・みそ・糀(こうじ)調味料のメーカー「ヤマト醤油味噌」(金沢市大野町4)は9月22日、本社工場の「百年蔵」内に会員制糀料理レストラン「発酵食美人食堂」(TEL 076-266-8500)をオープンした。週末の昼のみの営業で、糀をふんだんに使った「血糖値を急激に上げないコース料理」を提供する。店舗面積は約40平方メートルで、36席。

オープンした「発酵食美人食堂」

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 メニューは週替わりの「美人ランチ」(1,200円)のみ。麹(こうじ)料理研究家の小紺有花さん(金沢市在住)が監修した糀ドレッシングのサラダとスープ、野菜と肉・魚料理をのせた「前菜と主菜のプレート」、ご飯、デザートを一品ずつ給仕する。料理には白砂糖を用いず、糀を利用、「自然な甘さを味わえる」という。食材は主に地物を使う。

 ある日のランチには、「季節の茸の塩糀和(あ)え ガーリックオイル」「ほうれん草のごまあえ 醤糀(しょうゆこうじ)仕立て」「国産鶏肉の醤糀&辛口糀漬け焼き」「特別栽培コシヒカリの五分づきご飯」「甘酒の自家製シャーベット 米ぬかのハードクッキー添え」などが並んだ。

 「うちは『注文の多い料理店』で、食べ方におすすめの順番がある。糖質が体に吸収されづらくなるよう、最初に酵素たっぷりの糀のドレッシングでサラダを食べ、次に温かいスープを飲んで体を温め、その後に副菜、主菜、ご飯の順で召し上がってほしい」と同社の山本耕平さん。

 同社は月1回、糀料理教室を開催しており、同店の開店も参加者の要望で決まった。

 「しょうゆ・みそ・糀屋を越えて発酵食美人を作るメーカーになりたい。体の内側からの美しさを目指してほしい」とも。

 会員にはだれでもなることができ、入会無料。食事は各日30人限定で予約制。営業時間は11時30分~14時。

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