金沢・大野町に「あまざけバー」-しょうゆの町で100年前の麹室改装

「あまざけBar」

「あまざけBar」

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 しょうゆの町・大野のヤマト醤油味噌(金沢市大野町)は8月1日、同社の商品ルーム「ひしほ蔵」内に「あまざけBar」(TEL 076-268-1210)をオープンした。

「あまざけラテ」と「ごまみそプリン」

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 甘酒は、海外で「ジャパニーズヨーグルト」と呼ばれ、栄養が豊富で整腸作用や体のバランスを整える健康効果があるという。同店の甘酒は、県産の有機栽培米を100%使用し、米を麹で糖化して甘みを引き出すため、やさしい甘さが特徴で、無糖・ノンアルコール。バーと言ってもメニューにアルコール飲料はなく、「玄米あまざけ」と「オーガニック白あまざけ」の2種を使ったパフェやラテなどのスイーツを提供している。

 メニューは、甘酒を牛乳や豆乳で割った「ラテ」がメーンで、ショウガを入れスッキリとした味わいに仕上げた「あまざけラテ」、抹茶で割った「まっ茶ラテ」、「コーヒーラテ」、「白あまざけラテ」(以上450円)や、「おしょうゆシュークリーム」(250円、土曜・日曜限定)、玄米ソフトクリームが添えられた「ごまみそプリン」(300円)など。甘酒を使ったソフトクリームに玄米シリアルバー、白玉、フルーツ、シリアルなどをトッピングした「あまざけパフェ」(650円)には同社特製の「アイスにかけるしょうゆ」を添える。使用する2種類の甘酒も販売(ボトル入り、各420円)。

 100年前の麹室(こうじむろ)の風情を生かし改装した店内は、漆喰(しっくい)で塗られた白壁と大きな円形のシャンデリアが印象的で、床には「県の木」に指定されている「アテ」の切り株が一面に敷き詰められている。英国のバーを思わせる大きな木のカウンターと、その後ろのレトロなステンドグラスが雰囲気を醸し出す。

 「やさしい甘さの独自なスイーツ」として地元客や訪れた観光客の人気を集め、リピーターも増えているという。同社の山本恭平さんは「甘酒イコールお酒と思っている人も多いが、ノンアルコールでビタミン豊富な甘酒は体に良い。天然の甘みは料理にも良くあうのでぜひ試してほしい。県産米の消費にもつながれば」と話す。

 席数は48席。営業時間は10時~16時30分。水曜と第2・4火曜定休。

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