金沢のギャラリーで「金沢九谷春爛漫」展-「九谷焼USB」メモリも展示

クラフト広坂2Fギャラリーにて開催中の「金沢九谷春爛漫」展

クラフト広坂2Fギャラリーにて開催中の「金沢九谷春爛漫」展

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 金沢21世紀美術館の隣にある伝統工芸のショップ&ギャラリー「クラフト広坂」(金沢市広坂1、TEL 076-265-3320)で、鏑木商舗(長町1、TEL076-221-6666)による「金沢九谷春爛漫(らんまん)」展が開催されている。

鏑木商舗オリジナルの九谷焼ワイングラス

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 石川県の伝統工芸で名高い九谷焼。その最大の特色は「上絵付けを離れて九谷焼はない」とまで言われる色絵装飾の美しさにある。同展では、赤・黄・緑・紫・紺青の「九谷五彩」に彩られた九谷焼の器や小物が、春に咲く花とばかりに華やかさを競っている。

 展示スペースでは、伝統的な文様の酒器や茶器などの定番商品のほか、これまで色絵の脇役であった「小紋」や「更紗(さらさ)紋」を中心にあしらったデミタスカップや銘々皿などモダンなデザインの新商品を陳列し、女性客の目を引いている。新商品では、九谷焼と先端技術の融合で全国的に話題となっている九谷焼USBメモリ「いしかわメモリ」も展示している。

 鏑木商舗がPRに力を入れているのがドイツのシュピゲラウ社製のグラスに九谷焼のステム(脚)を合わせたオリジナルのワイングラス。花詰(はなづめ)など細かな筆使いが、気品や風格を漂わせている。「招き猫」「ふくろう」の置物など縁起物もバリエーション豊富に展示。縁起物は世相を反映して店舗でも人気が高いという。

 鏑木商舗は1822(文政5)年に九谷焼最初の商家として金沢で開業した老舗。2005年には長年親しまれてきた武蔵から長町武家屋敷に本店を移転し、九谷焼の器で料理を提供する飲食スペースや九谷焼資料館も併設している。

 クラフト広坂の営業時間は11時~17時。月曜定休。4月22日まで。

後援申請20141009
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