福光屋、福正宗に「糖類ゼロ」の純米酒-消費者の健康志向背景に

福光屋が新発売した糖類ゼロの純米酒「福正宗ゼロ辛純米」

福光屋が新発売した糖類ゼロの純米酒「福正宗ゼロ辛純米」

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 老舗清酒メーカーの福光屋(金沢市石引2、TEL 076-223-1161)は3月12日、「福正宗」のデイリーシリーズから糖類ゼロの純米酒「福正宗 ゼロ辛 純米」を発売した。

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 健康志向が高まる中、食品業界やアルコール業界でもメタボリック症候群などが気になる人の需要を狙い「ゼロ」や「オフ」をうたった商品が多数発売され市場規模も拡大している。同社は北陸の酒造メーカーで初めて「糖類ゼロ」の純米酒を開発、発売。大手メーカーで「糖質ゼロ」の商品はあるが、同社ではあえて「糖質に含まれる中でも、吸収されやすく脂肪になりやすい『糖類』のみをなくすことで、コメ本来のうま味とふくらみをしっかりと残すようにした」(同社企画室)。日本酒度は「+12」、すっきりした辛口で幅広い料理との相性が良く、冷やから燗(かん)まで楽しめる。精米歩合は70%、アルコール分は14度、初年度の販売目標は85キロリットル。

 「福正宗 ゼロ辛 純米」は、同社の自然の造りが生かされ純米酒。酒量がそれほど多くない消費者にも、日々の晩酌などでのデーリーユースを提案している。ラベルは「0(ゼロ)」を象徴的にレイアウトしたインパクトのあるデザインで、「黒とシルバーのカラーリングがすっきりした飲み口を表現」(同社)している。肩ラベルには「超辛口」を表示し味わいを明確に伝えている。また、純米にこだわる自然派が楽しむ食卓での演出も想定し、紙パックではなくあえてボトルを採用した。

 同社企画室の岡本さんは「当社はコメと水だけで醸す純米蔵として、『おいしい』『糖類ゼロ』の純米酒を目指し研究を進めてきた。コメ本来のおいしさやふくらみがしっかりと生かされすっきりとした超辛口の味わいを、毎日の晩酌でさまざまな料理と楽しんでほしい」と話す。

 価格は、300ミリリットル=441円、720ミリリットル=924円、1,800ミリリットル=1,764円。

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