金沢初のアウトサイダーアート展-知的障害者アーティストの絵画展示

アウトサイダーアートの魅力を語るギャラリートネリコ代表の細川さん

アウトサイダーアートの魅力を語るギャラリートネリコ代表の細川さん

  • 0

  •  

 知的障害がある人たちが制作した芸術作品が並ぶ「アウトサイダーアート展」が現在、金沢市のギャラリー「トネリコ」(金沢市池田町3、TEL 076-231-2678)で開かれている。

[広告]

 アウトサイダーアートは、子どもなどを含めて正規の美術教育を受けていない人が、自身の内面からわき出す感情やインスピレーションなどを表現した芸術で、1945年にフランスの画家ジャン・デュビッフェが「アールブリュット(生の芸術)」と命名。その後、新芸術として欧州から米国へ広がり、英語ではアウトサイダーアートと呼ばれる。

 「金沢アート工房」は、優れた芸術的才能を持つ知的障害者に、自由でゆったりとした創作の場と発表の機会を提供することを目的に2007年4月に設立。障害のある人が、金沢発信のひとりのアーティストとして自立することを支援している。

 金沢アート工房の初めての作品展となる同展では、7人のアウトサイダーアーティストが手がけたさまざまなジャンルの絵画約30点を展示するほか、作品をもとに開発されたポストカードなどのグッズも販売する。

 同ギャラリー代表の細川伸子さんは「どの作品も既成概念にとらわれず、形や色がとても独創的。障害のあるアーティストとしてではなく、一人のアーティストとしての彼らの才能に触れてみてほしい」と話す。

 営業時間は、月~土曜=11時~18時30分、日曜=12時30分~18時30分。水曜休廊。今月15日まで。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース