金沢のアート支援団体、兼六園近くにカフェ開設-店内にアート作品展示

地元住人にも好評というカフェ「MOJO」

地元住人にも好評というカフェ「MOJO」

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 若手アーティストの支援を行う団体「金沢アートポート(略称=Kapo)」の拠点となっている山越ビル(金沢市小将町1)に2月14日、カフェ「MOJO」がオープンした。

古いビルをリノベーションしたカフェ「MOJO」のカウンター

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 Kapoは、金沢21世紀美術館(広坂1)主催のイベント「金沢アートプラットホーム2008」の一環で生まれた任意団体。イベント終了後も、アート作品のレンタル仲介や、貸しギャラリーを運営するなど、地元の若手アーティストを支援する活動を継続している。

 山越ビルは金沢有数の観光スポットである兼六園と目と鼻の先にあり、兼六大通り商店街に面して地域の生活とも密着している。「フード」と「アート」を架け橋に、周辺のにぎわい創出を目的にオープンした同店では、コンクリート打ちっ放しの質感を生かして絵画や彫刻などのアート作品を展示。居心地の良い空間を演出している。

 カフェを運営する善光寿好(ぜんこうひさこ)さんは「みんなが元気になれるような店が目標」と笑顔を見せる。同店のコンセプトは「Get back your MOJO with Natural food & Fun art」(ナチュラルなフードと楽しいアートで、元気を取り戻せ)。「MOJO」は英語で「魔法」「魔術」という意味で用いられることの多いスラングだが、善光さんによれば「元気」のニュアンスも含まれるという。

 同店では、「玄米ごはんのマクロビオティックなミニ定食」(600円)、「玄米ごはんで食べるベジタリアンカレー」(800円)、「MOJOスペシャル・ベジバーガー」(600円)など健康に配慮したメニューや、スコーンやサンドイッチ、フェアトレードのコーヒーなども提供。アーティストらのオリジナルグッズも販売している。

 開店当日はアーティストのほか地元住民が途切れることなく訪れ、「この場所が市民の創作活動の場になればいい」などと歓談する様子が見られた。

 営業時間は11時~17時。月曜・火曜定休。

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