
写真家・モリ川ヒロトーさんの個展「Kanazawa Square Labyrinth(カナザワ・スクエア・ラビリンス)」が4月29日、しいのき迎賓館(金沢市広坂2)で始まった。主催は「ギャラリー点」(金沢市入江町2)。
会場には、曲がりくねった路地や石畳に落ちる光、路地裏に立つ町家の格子など、「ラビリンス(迷宮)」をテーマに、伝統とモダンが混じり合う金沢旧市街の日常の一瞬をスクエアフォーマットの写真に切り取った作品が並ぶ。
モリ川さんは「金沢の路地は方向感覚を奪うラビリンスのよう。正方形は視界を限定し、複雑な街並みの奥行きを一枚に封じ込める『窓』になる。写真を眺めながら、自分だけの抜け道や裏道を探すような気分で作品の中を歩いてほしい」と話す。
開催時間は11時~19時。入場無料。5月11日まで。