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金沢地酒蔵が「ソムリエAI」導入 気分やイメージに合った地酒を提案

「金沢地酒蔵」に設置されたソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」

「金沢地酒蔵」に設置されたソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」

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 JR金沢駅構内にある地酒専門店「金沢地酒蔵」(金沢市木ノ新保町)が12月19日、ソムリエAI「KAORIUM(カオリウム) for Sake & Wine」を店内に導入した。

「金沢地酒蔵」がソムリエAIを導入

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 石川県が開発した酒造好適米「百万石乃白(ひゃくまんごくのしろ)」を使った日本酒をはじめ、県内33酒蔵の日本酒300種類以上を販売する同店。地酒の自動販売機や地酒バーコーナーも設置する。客の好みや目的に合わせた酒を提案するソムリエAI「KAORIUM for Sake & Wine」(以下、カオリウム)は、商品選びに迷う利用者が多いことから導入した。

 「SCENTMATIC」(東京都渋谷区)が開発したカオリウムは、「人の香りの感じ方」と「ソムリエの感性」を取り入れ、豊富な言語データを基に、同店で取り扱う日本酒の中から最適な「お薦め」を選ぶ。対応言語は、金沢駅を訪れる外国人旅行者に合わせ、英語、簡体中文、繁体中文を用意する。

 利用者は「気分」「味わい」「ギフトとして贈る」から選び方を決める。例えば「気分」の中から「心躍るような」というキーワードを選ぶと、「ひまわり畑」「優雅なリゾート」「熱帯夜のパーティー」「魅惑的な祭り太鼓」という感覚的なキーワードが現れ、さらに選択すると3種類のお薦め地酒が表示される。それぞれの地酒は、味わいのバランスが「ふくよか」「あたたかみ」「すずしげ」の3つの円で可視化され、「キリッとした」「スウィーティー」「のどかな街の雪景色」「夏の朝のラジオ体操」など、AIによる特徴的なイメージワードが表示される。

 同店を運営する金沢清酒宣伝販売協同組合の津田匡子さんは「石川の地酒の魅力をより多くの人に伝えたいと思い、ソムリエAIを導入した。味わいだけではなく、気分やプレゼントする相手のイメージからも選べるので、どれを選べばいいか分からない人だけでなく、お酒が好きな人も新しい地酒との出合いを求めて気軽に試してもらえれば」と話す。

 営業時間は8時30分~20時。

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