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「バス乗車を手助け」アプリがグランプリ-金沢でコンテスト

グランプリに選ばれた「ばすアシ」のイメージ画面

グランプリに選ばれた「ばすアシ」のイメージ画面

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 「KANAZAWA(金沢)スマートフォン等アプリコンテスト」が11月27日、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1)で開かれ、観光客らのバス乗車を手助けする「ばすアシ」がグランプリに輝いた。来年3月末までにサービスを開始する。

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 「ばすアシ」を企画したのは、電子カルテなどコンピューターシステムの開発を手掛けるベンチャー企業「ドリームガレージ」(安江町)。このアプリは、日本語と外国語で現在地から市内の観光施設までの距離と地図、最寄りのバス停、乗車バス、出発時間などを表示する。名称の「ばすアシ」は「バス・アシスタント」の略。

 同社の相羽大輔社長とデザイナーの吉田亘さんが「市内のバスは市民にとってもわかりづらい。バス路線とバス停の位置を簡単に把握できるものが欲しい」と着想した。今後、バス事業者や観光施設などに協力を依頼する予定で、吉田さんは「第一弾は観光客対象のものになるが、その後、市民向けのものも作りたい」と意欲を見せる。

 同コンテストの主催は金沢市。市有施設10カ所に公衆無線LANを整備したことに併せ、ソフト開発も後押ししようと開催した。「金沢の魅力が広く伝わるようなスマートフォンとタブレット型端末向けの新たなアプリケーション」であることが応募の条件で、県内外の企業や個人、学生から24件の応募があり、新規性・独創性、技術力、市場性などを基準に審査した。

 同社には賞金として50万円が贈られた。そのほかの入賞作品は次の通り。

 準グランプリ=「Yzure(ヤズール)」村田宗一朗さん、委員長特別賞=「Locol(ロコル)」飯嶋大地さん、市長奨励賞=「加賀百万Go!」石原怜さん。

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