金沢の犀川沿いに3月23日、イタリア料理店「ボッテガ・ディ・タカマッツォ」（金沢市片町、TEL 076-225-8676）がオープンした。

　こぢんまりとたたずむ同店の店舗面積は約50平方メートル。席数は、カウンター、テーブルを合わせ14席。店名「ボッテガ・ディ・タカマッツォ」は、オーナーシェフの高嶋さんの愛称「タカマッツォ」を取り入れ「高嶋さんのボッテガ（工房）」と名付けた。

　金沢出身の高嶋さんは地元のホテルでイタリアンのシェフとして修行を積んだ後、イタリア政府公認のレストラン「ラ・ビスボッチャ」（東京都渋谷区）で経験を高めた。「やはり金沢が好きだから」とUターンした高嶋さんが腕を振るうのは、フィレンツェを意識した伝統的なイタリア料理。「地元の素材のうま味を存分に引き出しながらも、無理に地産地消にこだわらずイタリア料理としておいしく出せることが基本」と高嶋さん。

　メニューの種類とボリュームは共に豊富で、地元の魚をふんだんに使った料理のほかに、「牛ギアラ（第4胃袋）とホウレンソウのトマト煮」（1,200円）や「サルディーニャ産カラスミ入りペペロンチーノ」（1,400円）などをラインアップする。ディナータイムの客単価は4,000～5,000円。ランチタイムには、前菜とメーンを選ぶコースを内容に応じて2種類（1,500円、2,000円）を用意する。

　高嶋さんは「季節ごとにメニューを入れ替える予定。ワイワイと豪快に食事を楽しんでほしい」と来店を呼びかける。

　営業時間は11時30分～14時30分、18時～22時。日曜・第2月曜定休。