「ラ・フォル・ジュルネ金沢」開幕へ-「ウィーンのシューベルト」テーマに170公演

大勢の市民や観光客が会場を訪れた昨年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」(提供=実行委員会)

大勢の市民や観光客が会場を訪れた昨年の「ラ・フォル・ジュルネ金沢」(提供=実行委員会)

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 金沢市内など北陸三県を会場に、1公演45分のコンサートを約1週間にわたって繰り広げる「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱狂の日』音楽祭2011」が4月29日、開幕する。今年のテーマは「ウィーンのシューベルト」。

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 出演するのは、オーケストラ・アンサンブル金沢とドイツのヴュルテンベルク管弦楽団、ベルギーの古楽アンサンブル「リチェルカール・コンソート」、ロシア出身のチェリスト、タチアナ・ヴァシリエヴァさん、フランス出身のピアニスト、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェさん、同じくピアニストの仲道郁代さん、オーストリア出身のバリトン歌手ヴォルフガング・ホルツマイアーさんら。メーン会場の石川県立音楽堂(金沢市昭和町)とJR金沢駅周辺、金沢市中心部、七尾市、能美市、富山、福井両県のホールでシューベルトをはじめ、ベートーベン、ロッシーニ、ウェーバーらの楽曲を披露する。

 29日は11時にJR金沢駅(金沢市木ノ新保町)と高岡市の富山県高岡文化ホール、福井市のJR福井駅で金沢大学フィルハーモニー管弦楽団などがオープニングファンファーレを演奏。14時からは同音楽堂でオープニングコンサートが開催される。

 翌30日には、同音楽堂で東日本大震災復興支援チャリティーコンサートが行われ、北陸で活動するオルガン奏者やピアニスト、ソプラノ歌手らがボランティア出演。会場に募金箱を置き、来場者には入場料の代わりに義援金を求める。

 開幕に先立ち、今月24日にはANAクラウンプラザホテル金沢(昭和町)とホテル日航金沢(本町2)でテレビアニメや映画の挿入曲、器楽曲などを手掛ける作曲家、三枝成彰さんによる「シューベルト講座」が開かれる。入場無料。

 同音楽祭は約170公演のうち約100公演が入場無料。有料公演のチケットも、一般=2,500円以下とクラシックコンサートとしては低価格で、子どもから大人までが気軽に参加できる。開催は5月4日までで、同音楽祭実行委員会では会期中の来場者を10万人と見込んでいる。

 有料公演のチケットは同音楽堂内のラ・フォル・ジュルネ金沢チケットボックスとチケットぴあ、ローソンチケット、JTBエンタメチケットで販売している。問い合わせは同音楽祭実行委員会事務局(TEL 076-232-8111)まで。

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