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加賀市、JR金沢駅構内にアンテナショップ開設-加賀ブランド確立目指す

加賀ブランドの食品を求めて長い列を作る客

加賀ブランドの食品を求めて長い列を作る客

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 加賀市や加賀商工会議所などでつくる加賀市ブランド推進協議会は3月19日、加賀ブランドの菓子や加工食品などを販売するアンテナショップをJR金沢駅構内にオープンした。北陸新幹線の2014年度開業を前に、駅を利用する人たちに豊かな食文化の魅力を発信することで、同市のブランドイメージの定着につなげたい考えだ。

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 移動式店舗のアンテナショップは、今年3月から1年間、JR金沢駅西口のコンビニエンスストア前に、毎週金曜・土曜・日曜と祝日・祝前日の11時~17時に開設する。縦90センチ、横150センチ、高さ205センチの屋台形式の店舗には古九谷の文様をあしらい、加賀市らしさも表現した。

 店頭では、加賀市産のカモ肉とコメを使った「鴨寿し」(1,000円)のほか、地元・山中町で昔から食べられている「なんばみそ」(420円)、「加賀棒茶ゼリー」(220円)、「かが四湯温泉たまご」(400円)など、加賀市内の17社が製造する食品37品を販売し、同市の観光情報も案内する。売り上げの一部は東日本大震災の被災者への義援金に充てる。

 オープン初日は、東日本大震災を受けて予定していたオープニングセレモニーを中止したが、オープン前から多くの客が詰めかけた。開店と同時に店舗には品物を求める人たちで長い列ができ、この日用意された商品は約1時間で売り切れる盛況ぶりだった。店舗は、3月最終週は設置されず、4月に営業を再開する。

 加賀市は今年1月、「加賀市ブランド推進協議会」を立ち上げ、加賀ブランドの確立に向けた取り組みを推進している。今回のアンテナショップ開設は、その一環として企画した。問い合わせは加賀市ブランド推進協議会(事務局=加賀市役所商工振興課、TEL 0761-72-7940)まで。

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