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加賀で「かがやきプロジェクト」始動-カモすき焼き、白玉ぜんざいピッツァなど88品

炭火でカニやエビ、イカを焼く来場者

炭火でカニやエビ、イカを焼く来場者

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 加賀市内の81店舗が地元の食材を生かした焼き料理88品を九谷焼や山中塗などの器で提供する「グルメ・かがやき!2010 かがやきプロジェクト」が始動した。12月5日には、JR加賀温泉駅前広場(加賀市)でオープニングイベントが行われ、関係者が取り組みの成功を祈った。

加賀で「かがやきプロジェクト」始動-カモすき焼き、白玉ぜんざいピッツァなど88品

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 同プロジェクトは、市内の異業種約30人で作る「加賀まれびと交流協議会」が2014年度の北陸新幹線金沢開業に向け、同市の食の魅力を発信しようと企画した。市内81店舗の創作料理など88品を「かがやきメニュー」としてパンフレットに掲載し市内外にアピール。「かがやき」には、「加賀の焼き料理」と「輝き」の2つの意味を込めた。

 オープニングイベントでは、88品のうち17品を販売した。料理店「ばん亭」は地元・片野のカモ肉を使ったすき焼き、居酒屋の「味屋だんご」は「鴨ねぎ治部焼串(じぶやきぐし)」、「割烹(ぽう)河口」は焼きおにぎりに地元食材入りのあんをかけた丼、「ピザダス」は加賀棒茶を練り込んだ生地に白玉ぜんざいとサツマイモ、モッツァレラチーズをのせたスイーツ感覚のピッツァを売り出し、来場者が食べ比べを楽しんだ。

 会場では、先着300人に生のカニや甘エビ、イカなどを盛った「海鮮セット」も振る舞われ、親子連れやグループらが炭火で焼いて熱々を味わった。

 これに先立って行われた開会セレモニーでは、同協議会の吉田利久会長が「今年限りではなく、永遠にこのプロジェクトを続けて、81店舗を100店舗、200店舗と増やしていきたい。加賀ブランドとして世界に発信できればうれしい」とあいさつ。来賓の植村哲県企画振興部長、寺前秀一加賀市長、新家康三加賀商工会議所会頭、上口昌徳山中商工会会長が祝辞を述べ、来場者とともにクラッカーを鳴らしてプロジェクトの開幕を祝った。

 パンフレットは、各店舗や同駅、市内の温泉旅館などに置く。同プロジェクトは、1月23日に金沢市袋畠町の県産業展示館で開催される食のイベント「いしかわ食のてんこもり」への出展も予定している。

後援申請20141009
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