本田選手高校時代の行きつけの定食店、ゴール祝い空揚げサービス

サービスのソフトクリームを食べる本田選手の後輩、星稜高校サッカー部員たち

サービスのソフトクリームを食べる本田選手の後輩、星稜高校サッカー部員たち

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 サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本がカメルーンを下した試合から一夜明けた6月15日、日本の決勝点を挙げた本田圭佑選手が金沢・星稜高校時代に通った定食店が高校生に空揚げとソフトクリームを無料で振る舞い、同選手の活躍を祝った。

サービスで振る舞われた空揚げ

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 サービスを行ったのは「味処・仕出し弁当 新潟」(金沢市東長江、TEL 076-252-4287)。同店は、本田選手が高校生だったころ、同級生のサッカー部員とともに朝晩、食事のために通った店。同選手は名古屋グランパスに所属していた2004年12月にも来店し、「素直は力。」と自ら記したサイン色紙をプレゼントするなど、卒業後も交流を続けてきた。

 このため同店は本田選手の日本代表選抜を喜び、カメルーン戦の3日前に「日本代表が勝った場合はソフトクリームを、本田選手がゴールを決めた場合は空揚げ1皿を高校生限定でサービスする」と決め、店内の張り紙で予告していた。

 15日は、朝から3時間をかけて下準備をした鶏肉12キロを次々に揚げ、本田選手の後輩にあたる星稜高校サッカー部員ら常連客の高校生に約40皿を提供。21時の閉店までに、ほとんどがなくなった。50個を用意したソフトクリームは11種類の中から生徒が好みのものを選ぶことができ、「ブルーベリーヨーグルト」が一番人気だったという。

 同部2年の八木健斗君は「期待していたので、日本に点が入った瞬間、『空揚げ』と思った。どんなところでも決められるミドルシュートを見習いたい」とうれしそうに話し、同、曽我茂行君も「すごかった。大舞台で決勝点を取れるなんて、先輩として誇りに思う」と試合を振り返った。

 同店店主も、高校時代、わが子のように思っていた本田選手のゴールに「うれしくて涙が出た」と話し、店主の長女で、ともに店を切り盛りする高澤優喜子さんは「高校生から、次の試合で日本が勝ったら刺し身かチキンステーキ、ステーキの定食を無料にしてほしいと言われているので、オランダ戦までにサービス内容を考えたい」と、次の白星に期待を込める。

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