6月11日に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会を前に、九谷焼窯元の鏑木商舗(金沢市長町1、TEL 076-221-6666)が出場32カ国の代表チームのユニホームを着た九谷焼の招き猫を製作し、話題を集めている。
この招き猫は「W杯応援猫『カッチー』」。サムライ・ブルーのユニホームを着て、ほおに日の丸を描いた「日本」、黄色地に緑のストライプが入った開催国の「南アフリカ」、1次リーグE組の日本が同14日、初戦で対戦する緑の「カメルーン」など、各国のユニホームをまとった猫たちが、右の前足で「手招き」をし、左の前足でサッカーボールを抱えるそろいのポーズをとる。
ほおには各国の国旗が描かれている。通常の九谷焼と同じ工程で製作されており、手描きのため一体一体の表情が微妙に異なる。
大きさは高さ10センチ、幅8センチ(1体5,250円)。日本のみ高さ22センチ、幅12センチのもの(同2万1,000円)も。一番人気は日本だが、日本の対戦国をセットで買い求める人もいるという。
同社の8代当主の鏑木基由さんは「日本に勝利を招いてほしいとの思いを込め、招き猫を製作した。開幕へ向け国内も盛り上がってほしい」と話す。
長町1丁目の本店のほか、金沢百番街おみやげ館の「金沢九谷」(木ノ新保町、TEL 076-260-3743)でも販売している。本店の営業時間は9時~22時。金沢九谷は8時30分~19時。