金沢のシネモンドで社会問題をテーマにした4作品を特集

子どもたちが直面する厳しい現実が描かれている「それでも生きる子供たちへ」

子どもたちが直面する厳しい現実が描かれている「それでも生きる子供たちへ」

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 映画館シネモンド(金沢市香林坊2、TEL076-220-5007)で8月4日より、世界の社会問題を扱う映画4作品を特集した「Here & There part.2 ~過去・現在・未来」が始まった。

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 上映作品は、「ヒロシマナガサキ」「パラダイス・ナウ」(8月4日より8月17日まで上映)、「それでも生きる子供たちへ」(8月11日より8月24日まで上映)、「グアンタナモ、僕達が見た真実」(8月18日より8月24日まで上映)の4作。

 「ヒロシマナガサキ」は、日系3世のスティーブン・オカザキ監督が1945年の広島と長崎への原爆投下を題材に、被爆者の現実と核の脅威を世界に伝えるため、25年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー映画。「パラダイス・ナウ」は、ヨルダン川西岸地区の町を舞台に幼なじみの2人の若者が自爆攻撃へ向かう48時間を描いた作品で、パレスチナ人監督がイスラエル人プロデューサーらと手を組み、ヨーロッパ各国との共同製作のもと、実際の銃撃戦のさなかに撮影された。「それでも生きる子供たちへ」は、7カ国の映画監督によって、ストリートチルドレンやHIV胎内感染、少年兵士など未来を担う子どもたちが直面する厳しい現実が描かれている。2006年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した「グアンタナモ、僕達が見た真実」は、同館の一般客から上映を希望する声があがった作品で、テロリストとしてアメリカ政府に拘束された無実の青年たちが、過酷な状況に屈せず力強く成長していく姿を通してキューバの米軍基地に潜む真実を浮き彫りにした。

 シネモンドの上野克さんは、「この特集が世界と平和について知るきっかけ、考えるきっかけ、つながるきっかけになることを願っている」と話している。

 4作品共通割引券(1回券1,300円、2回券2,200円)を発売している。

シネモンド

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