北陸の映像作家の作品を発掘・発信する展覧会「北陸の映像祭 むびぐみ09」が現在、金沢アートグミギャラリー(金沢市青草町 北國銀行武蔵ヶ辻支店3階、TEL 076-225-7780)で開催されている。
映像祭はアートグミ設立時から温めていた企画で、今年を皮切りに毎年秋に実施。北陸から世界で活躍するような若手作家の発掘を目指す。
会場では、石川県出身でロンドン在住のビデオインスタレーション作家・さわひらきさんをはじめ、北陸にゆかりのある映像作家4人の招待作品と、一般からの公募作品4点を上映する。公募作品については、「市民が映像作品を批評する一歩を踏み出すきっかけをつくりたい」(アートグミスタッフ)と市民による完全人気投票で入賞作を決定する。
「むびぐみ」は「ムービー」+「アートグミ」の造語。言葉遊びで3匹のくまのキャラクター「むびぐま」も誕生した。公募作の各賞はファッショナブルでかっこいい「あかむびぐま」、寡黙な職人肌の「あおむびぐま」、皆から人望の厚い「みどむびぐま」という3匹の性格に沿って決定する。
アートグミに隣接する近江町いちば館地下1階の「広東料理 仙桃」は、同展開催を記念したオリジナル中華まん「むびぐまん」を会期中限定で販売している。3匹のむびぐまに似せた肉まん、あんまん、かぼちゃまんの3種類で1個150円。アートグミスタッフも「見た目はゆるいが、皮はモチモチでおいしい。笑顔に見えたり泣き顔に見えたり、1個1個違う表情も楽しい」と話す。
今月31日には金沢21世紀美術館の秋元雄史館長らをゲストに迎え、「ハロウィーン授賞パーティ」(19時~)を開く。参加費3,000円。予約はアートグミまで。
営業時間は10時~18時。水曜休館。入場無料。11月1日まで。一部の招待作家の作品と「むびぐみ09」受賞作品は11月5日~15日、リターン上映を予定する。