金沢市街を見下ろす山の中腹に10月10日、ギャラリー「ISOLA（イゾラ）」（金沢市俵町、TEL076-261-6621）がオープンした。1回目の展覧会として「細川理衣展覧会～魔法の庭のお茶会～」が開催されている。

ガラスペンを使った繊細な絵で知られる細川理衣さん

　同ギャラリーの建物は、木工家具作家の尾田伊生（よしお）さんが工房の隣に手づくりで造ったもの。「若いアーティストの発表の場になれば」と、光熱費など実費のみで展覧会などの会場として提供する。

　1回目の展覧会は、尾田さんが一人のファンとして応援している金沢在住のペン画アーティスト、細川理衣さんの個展。細川さんはガラスペンを用いて絵本の一場面を思わせるような繊細で温かみのある絵画作品を制作している。

　「見る人に物語を感じてもらえる絵」をコンセプトにしているという細川さん。今回は「魔法の庭のお茶会」をテーマにした絵画約30点を展示販売するほか、絵と同じコンセプトで手づくりしたアクセサリー、ノート、木箱などの雑貨も並べる。会場には細川さんが焼いたというケーキも飾り、独特の世界観を演出している。

　開催時間は13時～19時。入場無料。今月18日まで。