世界的アニメ作家・山村浩二さん招き「こども映画教室」-上映とトーク

アニメーション作家・山村浩二さんの代表作「頭山」の一場面

アニメーション作家・山村浩二さんの代表作「頭山」の一場面

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 金沢21世紀美術館「シアター21」(広坂1)で9月23日、世界的アニメーション作家・山村浩二さんを招き、「こども映画館<2009>ヤマムラアニメーション大図鑑」が開催される。主催は 金沢コミュニティシネマ「こども映画教室」事務局(金沢市香林坊2 シネモンド内、TEL 076-220-5007)。

世界的アニメ作家・山村浩二さん

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 山村さんは1964(昭和39)年名古屋市生まれ。14歳の時、8ミリフィルムでアニメーション作りを始め、高校、大学時代にも個人作業でアニメーションを作り続けた。1989年にフリーのアニメーション作家になり、子ども向け番組からミュージッククリップまで幅広いジャンルで活躍。代表作の「頭山」(2002年)は、アニメーション映画祭の最高峰とされる「アヌシー国際アニメーション映画祭」のほか、ザグレブ、広島の国際アニメーション映画祭など、合わせて6つのグランプリを受賞した。第75回アカデミー賞では同作で短編アニメーション部門に日本人で初めて正式にノミネートも。ほかに「カフカ田舎医者」(2007年)が国際映画祭などで7つのグランプリを受賞するなど、国際的な受賞は60を超える。

 同イベントは「こども映画教室」の番外編として開催し、大人も参加できる。当日は、多彩な技法で絵が動く楽しさを伝える山村さんの短編アニメーション作品8本を上映。テレビアニメや長編アニメとは異なる短編アニメならではの魅力にふれる。落語の演目を題材にサクランボを種ごと食べた男の頭から桜の木が生えてトラブルに巻き込まれる様子を描いた「頭山」や、人形を特殊な処理で動画にする技法を使った「キップリング Jr.」(1995年)など、子どもや動物たちがスクリーンの中で生き生きとした姿を見せる。上映後、山村さんがアニメーション製作の秘密について語る。

 開演は10時。上映時間は約60分。料金は、未就学児童=500円、小中学生=1,000円、高校生以上=1,500円。参加は申し込み制(先着順)。

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