金沢で「百万石竹とうろうまつり」-内川スポーツ広場に500本の明かりともす

昨年の「百万石竹とうろうまつり」の様子

昨年の「百万石竹とうろうまつり」の様子

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 金沢市内川スポーツ広場(金沢市山川町1)で9月21日、竹の間伐材の有効利用を食や音楽を通して伝えるイベント「百万石竹とうろうまつり~竹とうろうに願いを込めて夢をかなえよう!~」が開催される。

会場をやさしくライトアップする「竹とうろう」

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 同まつりは、金沢市山間部の内川地区で竹の間伐や循環事業に取り組むNPO法人39(サンキュー)アースが主催するもので、石川県の「いしかわ県民参加の森づくり推進事業」にも採択されている。

 1回目の昨年は、歌あり、太鼓あり、グルメありで、家族連れを中心に1,000人以上の来場者があったという。今年も和太鼓「美由紀座」、バリ舞踊「ティアラ・チャンティ金沢」、エコマジシャン「中野マクレーン」、地元若手農家らによる「内川バンド」など多彩なゲストがステージに登場する。

 フィナーレを飾るのは昨年に引き続き沖縄西表島出身の「まーちゃんバンド」。「唄って踊って平和をつかめ」を合言葉に、島唄やオリジナル曲、パパイヤダンスなど、大人も子どもも楽しめるステージを展開する。

 フードブースでは内川産の新鮮野菜を販売するほか、昨年長い行列ができた「竹チップストーブで炊いた」おにぎりも登場する。日が落ちてからは、竹の間伐材で作った500本以上のとうろうが会場をやさしくライトアップ。キャンドルは使用済みの天ぷら油を集めて手づくりしたもの。

 放置竹林は山が荒れる原因の一つとされ、金沢に限らず全国で増加している。39アースは副理事長の山本久司さんは「間伐により山に光が入って山が生き返る。間伐した竹はまきストーブの燃料や有機肥料、竹とうろうなどに有効活用できることを実際に見てほしい」と話す。「39アースは会社員や主婦など普通の市民の集まり。『わたしにもできる』循環型社会への取り組みがあることを知ってほしい」とも。

 開催時間は16時30分~21時。入場無料。雨天中止。

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