金沢工業大学の建築系の学生らが企画・制作・運営する地域活性化イベント「月見光路(つきみこうろ)2009」のプレイベントが9月11日、タテマチストリートの名前で知られる金沢市の竪町商店街で始まった。
月見光路の取り組みは2003年に同大学の教員が行った夜間景観実験が始まりで、翌2004年より毎年10月に金沢市中心部でライトアップイベントを行っており、秋の風物詩として親しまれている。今年のプロジェクトには約180人の学生が参加、「あかり草木」「あかり庭」「あかり山」などのテーマごとにチームで現地調査からプランニング、オブジェの制作、設置などの活動を行っている。
今回は月見光路のプレイベントとして、竪町商店街各店の協力を得て店舗内外にオブジェを設置するほか、ストリートに置かれたベンチにも明かりの仕掛けを施し、夜の竪町を幻想的に演出する。
初日は午後から学生らがオブジェを設置。辺りが薄暗くなり始めた18時に明かりがともると、道行く買い物客らが足を止めて見入っていた。
プレイベントは今月16日まで。ライトアップの時間は18時~22時。メーンのライトアップイベントは同19日から広坂商店街、金沢21世紀美術館前、市役所前広場などで開催する。