「まるを つくる&かくれた かたち 1 2 3」-金沢で辻恵子さん絵本原画展

コラボンで開催中の辻恵子絵本原画展「まるを つくる&かくれた かたち 1 2 3」

コラボンで開催中の辻恵子絵本原画展「まるを つくる&かくれた かたち 1 2 3」

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 独創的な作風で知られる切り絵作家でイラストレーターの辻恵子さんの絵本原画展「まるを つくる&かくれた かたち 1 2 3」が現在、金沢のギャラリー兼カフェ兼雑貨店「collabon(コラボン)」(金沢市安江町1、TEL076-265-6273)で開催されている。

辻恵子さん

 辻さんは1975年東京出身。身の回りにある紙から一筆書きのようにハサミで人物像を切り出す独自の切り絵を発表し、全国各地で個展や合同展を開催している。

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 切り絵の制作は「条件反射のよう」という辻さん。ハサミを入れる前に考え込むこともなく、あらかじめ隠れているかたちをなぞるように自然に切り抜く。もとの紙の色や絵柄を生かし、仕上げに細いペンで目を入れるだけで躍動感あふれる人物を生みだす。「新聞紙やチラシ、雑誌の1ページなど、捨ててしまう紙からこんなに楽しいものが生まれることを知ってほしい」(辻さん)。

 コラボンでの個展は、同店スタッフが辻さんの作品にほれ込み、東京の個展を見に行ったことがきっかけで実現した。切り絵の絵本「かくれた かたち 1 2 3」(福音館書店・かがくのとも2008年12月号)と水彩画の絵本「まるをつくる」(福音館書店・ちいさなかがくのとも2009年10月号)の原画約15点を展示する。

 「かくれた かたち 1 2 3」は、1、2、3の数字が印刷された紙の中からさまざまな人物や動物を切り出したもので、子ども向けの絵本ながら大人が見ても新鮮な驚きと感動がある。「まるをつくる」は、辻さんが初めて水彩画によるイラストを手がけたもので、辻さん自身、「切り絵の辻恵子をご存知の方が、水彩画という表現をどう受け止めてくれるか楽しみ」だという。

 辻さんは14日15時ごろまで在廊する。11月には新作絵本「マークのなかに かくれた かたち」(福音館書店・かがくのとも2009年12月号)の出版を予定している。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。9月21日まで。

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