金沢市の中心部で9月19~22日、ジャズの祭典「金沢ジャズストリート2009」が開催され、屋内外の会場で多様なライブが繰り広げられる。
18会場で150のライブが行われる「まちかどジャズライブ」では期間中、プロとアマチュアのバンドが競演する。大学生ビッグバンドも県内外から参加、尾山神社境内の特設ステージでのライブ「サンセット・ジャズ・ラッシュ」には、先月都内で開かれた「ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト」で優勝した国立音大の「ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ」と明治大の「ビッグ・サウンズ・ソサエティ・オーケストラ」が出演するほか、早稲田大、慶応大、京都大、大阪大、同志社大や地元の金沢大と金沢工業大も各会場のステージを盛り上げる。また、地元のジュニアバンドや北陸3県の社会人バンドも日ごろの練習の成果を披露する。
金沢市民芸術村で行われる市民参加型の「ジャズ工房・ワークショップ」は、国内外のトップ・アーティストが、初級・中級・上級コース別にジャズの魅力を分かりやすく伝える。受講料は1,000円。
各日のメーンコンサートは、城下町らしく日本庭園を背景にした18日の前夜祭「ジャズ・パーティーin松風閣」を皮切りにスタート。19日は、オープニングを飾る「ファンタスティック・ジャズナイト」や、ピアニストのアキコ・グレースさんら日本のトップ・アーティストが構成するバンドが迫力満点のビッグ・ジャズを展開する。20日は、伝説のドラマー、ベン・ライリーさんがベースのキャメロン・ブラウンさん、ギターのジョー・コーンさんと特別編成する「ベン・ライリー・モンク・レガシー・セプテット」が日本初公演を行うほか、世界的なピアニスト佐藤允彦さんのソロライブも。21日は、ジャズ界を代表する若手サックス奏者エリック・アレキサンダーさん率いる「エリック・アレキサンダーカルテット」のステージのほか、ボーカリスト伊藤君子さんが椎名豊さんのピアノとともに音楽性豊かなコラボレーションを奏でる。最終日の22日は、「オールスター・スペシャル・コンサート」が行われ、同イベントの出演者による夢の競演でステージを彩る。
期間中、「まちかど・ジャズライブ」を撮影した「まちかど・ジャズライブ・フォト・コンテスト」や、ヤマハの認定リペアマンによる「管楽器の無料点検調整会」も開催されるほか、金沢駅と市中心部を結ぶ運賃100円のショッピングライナー「まちバス」のラッピングバスも登場、街中をジャズ一色に染める。
各ライブの詳細は同実行委員会のサイトで確認できる。問い合わせは同事務局(TEL 076-224-8133)まで。