女子大生がコンビニ「パスタ弁当」開発へ-能登のジャガイモをアレンジ

「パスタ弁当」の試作品を作る星稜女子短大生

「パスタ弁当」の試作品を作る星稜女子短大生

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 星稜女子短期大学(金沢市御所町)の学生が取り組むプロジェクト「能登産のジャガイモを活かすパスタ弁当づくりに挑む」で6月6日、1年生22人が食育会館Doスタジオ(西念4)のキッチンスペースで、「サークルKサンクス」に売り込む「パスタ弁当」の試作と検討会を行った。

「パスタ弁当」の試作品はこちら

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 同プロジェクトは、学生がさまざまな体験学習を通じて人生観や社会性を育てる「セミナー・コミュニティー」講座の一環で、地産地消の観点から能登産品をアピールし地域活性化につなげようと、学生のアイデアを具体化しコンビニ弁当の商品化を目指す。

 事前に青木クッキングスクール(長町)でパスタの基本調理法を学び、ミーティングを重ねた4グループがそれぞれのメニューを考案。各グループは「株式会社」を使った仮想の会社名を付け、「能登産ジャガイモの使用」「パスタの太さ」「量産できること」「1個400円台で販売できること」など、商品化の条件に基づいてアイデアを練った。

 当日、学生らは同スクールを指導する加藤教頭の下、グループごとに調理に取り組み、「ジャガイモとろとろクリームパスタ」「じかいももちのみそ風味スパゲティ」「能登野菜たっぷり!ヘルシーシチュースパ」「スパゲティポテサラソース」「ジャガイモとシーフードのスパゲティ」など7つの試作品を完成させた。

 検討会では、コンビニで販売するにあたっての利便性について、「1日置いて電子レンジにかけたらどうなるか?」「味や色の変質はどうか?」などの視点から改良案を話し合った。また、調理の工夫点について「ジャガイモは大人から子どもまで食べやすい食材だが、食べ飽きないようにジャガイモ餅にして具材とした。量産できるかがポイント」「ジャガイモは千切りにしてパスタとなじみやすいようバランスを考えた」「ジャガイモをミキサーにかけ、ソースとして使い食べやすくした」などを発表後、試食を行い自ら味を確認した。

 今後は7月7日に試作品を4品に絞り発表する。コンビニの商品開発担当者の試食などを経て商品化するメニューを選び、9月29日から2週間限定で北陸3県のサークルKサンクスで発売する予定になっている。

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