金沢で「飛行機」テーマにキッズイベント-自作紙飛行機で飛距離競う

自作の紙飛行機で競う飛行距離コンクール

自作の紙飛行機で競う飛行距離コンクール

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 ANAクラウンプラザホテル金沢(金沢市昭和町)で6月7日、キッズ向けイベント「紙ひこうきを石川の空へ」が開催された。80人の親子が石川県出身の飛行家・東善作について学んだほか、専門家の指導で紙飛行機を作るワークショップを通して飛行機の世界に親しんだ。

専門家の指導で紙飛行機を作る子どもたち

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 同イベントは、子どもたちに郷土の偉人に関心を持ってもらおうと県内在住の小学生とその保護者を対象に、かほく市とANAの協力を得て同ホテルが企画。小学生36人が参加した。航空教室ではANAの乗務員・小川直行さんが「どうして飛行機は空を飛ぶの?」をテーマに飛行機の構造やパイロットについて分かりやすく解説。基調講演では東善作研究会の蔵谷清元さんが「東善作ってどんな人?」と題し、日本で初めてアメリカ・ヨーロッパ・アジアの3大陸横断旅行に成功した地元かほく市出身の飛行家・東善作さんが昭和の不況下で成し遂げた豪胆な冒険旅行の様子を紹介した。

 「紙飛行機教室」では、紙飛行機協会のスタッフ6人の指導で子どもたちが紙飛行機作りに挑戦、1人2機ずつ制作した紙飛行機を使って行われた飛距離コンクールでは、3・5・7・10メートルのラインを目掛けて少しでも遠くに飛ばそうと競い合った。着地の正確さを競うコーナーでは「のと空港」「こまつ空港」「はねだ空港」のエリアを設け、最も遠い「はねだ空港」に紙飛行機を着陸させると大きな歓声が上がった。好成績を収めた上位8人には図書券や玩具などの賞品が贈られた。

 今月21日には同協会による毎年恒例の「石川県紙ひこうき大会」の開催が同市で予定されている。滞空時間を競うコンテストで優勝すると東京で行われる「ジャパンカップ全日本紙飛行機選手権」への出場権を獲得できる。

 同ホテルのマーケティング担当・稲村美穂さんは「今後も七夕や縁日など親子で楽しめる夏向けのイベントも開催する予定。子どもたちにもホテルの魅力を感じてほしい」と話す。

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