シルクスクリーン+ドローイング-金沢のグラフィックデザイナーが個展

一二明子さんの作品の魅力を語るギャラリートネリコ主宰の細川さん

一二明子さんの作品の魅力を語るギャラリートネリコ主宰の細川さん

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 金沢を中心に活躍するグラフィックデザイナー一二(いちに)明子さんの個展「ソネット~一二明子シルクスクリーン+ドローイング」展が4月18日より、ギャラリー「トネリコ」(金沢市池田町3、TEL 076-231-2678)で始まった。

「つるまめ Mother’s Love」

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 一二さんはグラフィックデザインの仕事をする傍ら、シルクスクリーン版画にドローイングを加えた作品を制作し作家活動を展開している。同展では川に架かる橋や風に揺れる小枝など、ありふれた自然の風景を明るく軽やかな色彩で描き出した作品や、野菜や動物が主役のユーモアあふれる作品など約35点を展示。見る人に色彩が奏でる小さな歌を感じてほしいとの思いを込め、個展のコンセプトを「ソネット」としている。

 ギャラリーのエントランスに展示されているのは、加賀野菜のひとつ「つるまめ」をモチーフにした「つるまめ Mother’s Love」。今年3月に開催された石川県ビジュアルデザイン協会主催の「石川グラフィックデザイン展」にポスター化して出展した作品だ。

 同ギャラリー主宰の細川伸子さんは、インテリアの一部として日常生活の中に溶け込んでくれるところがシルクスクリーン作品の持ち味と説明。「フラワーアレンジメントと組み合わせて玄関に置いたり、ポストカードを飾るようにリビングの壁にさりげなく架けてみてほしい。一二さんの作品は、置いた場所に明るい光と軽やかな風を呼び込んでくれる」と話す。

 営業時間は、月~土曜=11時~18時30分、日曜=12時30分~18時30分。水曜休廊。今月25日には、同ギャラリー2階のアートスペース「トネリコの枝」で、一二さんを交えたパーティーを開く。今月26日まで。

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