前田家伝来「御所人形展」開幕-200以上の品々を展示-

成巽閣内で展示される御所人形

成巽閣内で展示される御所人形

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 金沢の重要文化財の「成巽閣(せいそんかく)」(金沢市兼六町1、TEL 076-221-0580)で4月19日から、「御所人形(ごしょにんぎょう)展」が開幕した。

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 御所人形とは、主に赤子をかたどった土製、桐塑製の人形で、子どもたちの健や かな成育を願った人形で、幸運をもたらし、魔除けの意味も込められ大切にされた。 胡粉(ごふん)という貝殻から造られる日本画や日本人形の絵付けに用いられる白色 の画材、顔料を用いた人形の白い肌や表情は豊かで気品に富み、子どもらの健やかな 成長の願いが込められ大小あまたの数が作られた。

 同展では、前田家に伝わる200以上の品々が展示される。「京都の御所人形は公家風。金沢は武家風が多く、これだけの数を今日まで伝えているのは成巽閣だけではないか。御所人形は表現性が豊かなので一体一体の表情が異なるのを楽しんで欲しい」(吉竹館長)という。

 開催時間は9時 ~17時。水曜休館。 6月25日まで。

成巽閣

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