金沢・湯涌温泉で「朝げと湯めぐり」イベント-8旅館で200人参加

入泉付でなんと1000円という、湯涌温泉「あたらしや」の朝食。

入泉付でなんと1000円という、湯涌温泉「あたらしや」の朝食。

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 地元の食材を使ったこだわりの朝食と温泉を提供するイベント「朝餉(あさげ)と湯めぐり」が2月28日、金沢の奥座敷・湯涌温泉街の旅館で開催された。湯涌温泉観光協会(金沢市湯涌町、TEL 076-235-1040)などが主催し、昨年7月の浅野川での水害からの復興を目指した活性化への取り組みとして、地域一丸となり誘客を図っている。

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 同温泉街の8旅館が各10~30人を受け入れ、全体で200人が参加。参加費は1人千円という安さもあり「3,000人の応募があった」(同協会)という。金沢市内外から訪れた家族連れや夫婦などが11時から温泉旅館の豪華な朝食を楽しんだ後、13時まで柔らかい泉質の湯涌独特の湯を満喫した。

 朝食には全館共通の「源泉がゆ」と地元の豆腐を使った「湯豆腐」、金沢港で水揚げされたブリを使った「石川県産天然ブリのたたき」が盛り込まれ、さらに旬の食材を使った各旅館のオリジナルメニューを加えた。協賛の「JA全農いしかわ」からは石川県産米と納豆、コーヒー専門店の「キャラバンサライ」からは食後に「夢二珈琲」が提供された。土産として竹久夢二画の「お伽の國すごろく」と入浴剤「ゆわくの湯」が入った「夢二浪漫袋」が配られた。

 日程は未定だが、今後も年4~5回程度開催する予定。「今までになかった『朝ご飯』を切り口に、こだわりの食で新しい湯涌を発信したい」(旅館女将)と期待を寄せる。

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