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香林坊大和で「OTOMOGASHI」新作販売会 地元菓子店と食品会社がコラボ

のどぐろのどら(写真提供=OTOMOGASHIプロジェクト)

のどぐろのどら(写真提供=OTOMOGASHIプロジェクト)

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 石川県内の菓子店と食品会社によるコラボプロジェクト「OTOMOGASHI(おともがし)」が5月16日~18日、開発した新作菓子を香林坊大和(金沢市香林坊1)で販売する。

「OTOMOGASHIプロジェクト」の商品

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 石川県内の菓子店4店と食品会社4社が参画する同プロジェクト。和菓子、洋菓子、つくだ煮、しょうゆ、麩(ふ)、浜焼きなどを融合した商品を開発しようと2024年9月に立ち上げ、今年3月に第1弾7商品の販売を始めた。

 参加店「御菓子司(おんかしつかさ) つば屋」(金沢市松村5)は、和菓子職人の中田敬祐さんが「のどぐろのどら」(594円)を、妻の穂波さんが「麩の花羊羹(ようかん)」(292円)を開発した。「のどぐろのどら」は「逸味 潮屋(いつみ うしおや)」(西金沢2)ののどぐろの浜焼きと白あん、抹茶あんをどら焼きの皮で挟み、「佃(つくだ)の佃煮」(下新町)の「レーズンくるみの佃煮」とピンクペッパーをアクセントにした。「麩の花羊羹」は「加賀麩不室屋」(尾張町2)の「彩り麩」を透明な錦玉羹(きんぎょくかん)の中に入れ、金箔(きんぱく)を散らして女性らしい感性と彩りにこだわった。ほうじ茶味と抹茶味のほか、「直源醤油(しょうゆ)」(大野町1)の「丸大豆醤油 もろみの雫」を使ったしょうゆソフトクリーム味の3種類を展開する。

 中田敬祐さんは「プロジェクトの話が来た時、菓子と伝統食品との組み合わせというチャレンジにまず面白そうだと感じた。魚を使った和菓子がないことと、金沢といえばのどぐろ、というイメージで食品を選んだが、完成まで苦労も多かった。つくだ煮のレーズンが魚の臭みを消し、ピンクペッパーでワインにも合う味になった。技術を結集させた自信作」と話す。

 参加店「清香(せいか)室町」(金沢市本多町2)和菓子職人の田中大亮さんは「かつお入りレーズンくるみ」を使った「宝箱~かつお薫る能登の宝石~」(292円)を、「河田(こうだ)ふたば」(小松市河田町)和菓子職人の宮向智哉さんは「山椒(さんしょう)ちりめん」と「丸大豆醤油 もろみの雫」を使った「山椒餅~香りの饗宴(きょうえん)~」(270円)、「昆布の佃煮」を白あんに練り込んだ「バターサブレ~昆布の香り~」(324円)を販売する。

 「スイーツガーデン マルフジ」(小松市沖町)パティシエの越栄純平さんは「丸大豆醤油 もろみの雫」を使ったしょうゆバタークリームに「レーズンくるみの佃煮」を入れた「醤油レーズンサンド」(370円)、「くるみの佃煮」をトッピングして「もろみの雫 シーズニングソイソルト」を振りかけた「胡桃(くるみ)の佃煮のフロランタン」(350円)を販売する。

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