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金沢・国立工芸館でデザイナー須藤玲子さんが親子向けに布のワークショップ

講師を務めた須藤玲子さん

講師を務めた須藤玲子さん

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 ワークショップ「たんけん!こども工芸館~つぎつぎぬのワークショップ」が3月22日、国立工芸館(金沢市出羽町)で開催された。

国立工芸館で須藤玲子さんがワークショップ

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 中学生以下の子どもと保護者を対象にしたイベント「国立工芸館☆春待ちスペシャル たんけん!こども工芸館」の一環で、現在開催中の「移転開館5周年記念 花と暮らす展」の関連イベントとして行った。

 ワークショップは、「布」(東京都港区)のテキスタイルデザイナーで同館収蔵作家でもある須藤玲子さんが講師を務め、端切れなどを再利用した同社のテキスタイル約1000枚を用意し、参加者が自由に組み合わせて糸で縫い合わせて風呂敷やスカーフを作った。須藤さんは麻や綿、羊毛、絹など布の素材を説明した後、「各自のデザインやアイデアで色を選んだり布を入れ替えたりして楽しんでほしい」と呼びかけた。

 同館教育普及室の土井貴美子さんは「保護者も付き添い役ではなく一人の参加者として、子どもと一緒にワークショップを楽しめるような内容を考えた。毎日衣服を通じて触れる布をテーマに、生活に身近なものを通じて工芸の魅力を伝える同展のテーマともリンクさせた」と話す。

 参加した約30人の保護者と子どもたちは、「かわいい」「何色でいく?」と声を上げながら布を選び、須藤さんからレクチャーを受け作品を制作した。

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