香箱ガニのディナー付き宿泊プランが11月7日から、JR金沢駅前の「ホテル金沢」(金沢市堀川新町)で販売される。
石川県ではズワイガニのメスが香箱(コウバコ)ガニと呼ばれ冬の味覚として親しまれている。ズワイガニ漁は11月6日に解禁となり、メスは資源保護のため12月29日までしか漁獲できない。同ホテルでは宿泊プラン利用客を対象に、1階の欧州料理レストラン「DINING TSUZUMI」(ダイニング ツヅミ)で、香箱ガニを使ったディナーコースを提供する。
コースメニューは、アミューズ「トマト香る 香箱ガニとモッツアレラチーズのババロア」、前菜「香箱ガニとバナナタルト カニみそ入りオランデーズソース」、パスタ「香箱ガニのラザニエッタ」、香箱ガニや白身魚、貝類にトマトベースのスープをかけるメインディッシュ「石川のズッパディペッシェ」、デザート「マロンムース カシスとアングレーズソース」。米国大統領の就任晩餐会総料理長を務めたことがあるHIDE YAMAMOTO(ヒデ ヤマモト)さんにコース全体を監修してもらったという。
同ホテルマーケティング支配人の木戸花那子さんは「昨年までは和食の御膳で提供していたが、初の試みとしてフレンチやイタリアンの要素も加えたメニューで提供する。解禁から2カ月間しか味わえない香箱ガニを一味違うスタイルで楽しんでほしい」と呼びかける。
チェックインは15時から、チェックアウトは11時まで。1人当たりの宿泊料金は1泊2食=1万5,050円~。予約受付は12月26日まで。宿泊対象期間は12月29日まで。