グルメ企画「金沢甘えび各国巡り」が10月1日、始まった。
金沢市内にある飲食店9店が「金沢甘えび」を使った限定メニューを提供する同企画。主催は、金沢市、地元漁業組合、かなざわ総合市場が共同で設立した「金沢市水産物ブランド化推進協議会」。
同協議会が「海幸(うみさち)金沢」事業第一弾として2020年にブランド化した「金沢甘えび」は、石川県沖で獲れた「ホッコクアカエビ(通称アマエビ)」で、出漁中に最も鮮度の高い最後の網から選別したサイズ「大」「子持ち」の物を指す。出荷の際は「海幸金沢」のブランドマークを付けた専用箱を使う。
同協議会では2021年から毎年、底引き網漁解禁のシーズンに合わせて金沢市内の飲食店とコラボフェアを展開している。今年は「世界各国の料理と金沢甘えびのマリアージュ」をテーマに、初参加の9店に参加を呼びかけた。
参加店は、フランス料理店「モネ」、韓国料理店「ふくふくパンチャンの家」、日本料理店「酒と食遊人 みなと」、中国料理店「中国菜 西華房(さいかぼう)」、日本料理店「いっぷくや」、イタリア料理店「テーブルナナ」、「スペインバル ソンリッサ」、「チェコ料理 デュプ」、「メキシカンバル マルガリータ」。
同企画コーディネーターの山田元一さんは「甘エビの味は広く知られているが、すしや刺身など生食のイメージが強い。金沢甘えびの多彩な可能性を訴求する目的で、実力ある料理人が在籍する各国の料理店と交渉した。金沢甘えびを使った個性的なメニューを各店で楽しんでもらいたい」と話す。
10月31日まで。