金沢を代表する歴史的建造物の一つ「犀川大橋」が架橋100周年を迎えるのを記念して7月7日、橋を歩行者天国にして「犀川大橋百寿祭(ももじゅさい)」が開催される。
同橋は金沢の交通の要衝で、藩政時代から今の場所に架けられている。現在の鉄橋は日本の橋梁(きょうりょう)技術の先駆者、関場茂樹がワーレントラス式の構造で設計し、イギリス製鉄鋼を一部に用いて1924(大正13)年に完成した。1994(平成6)年の改修で、青い日本の伝統色をベースに加賀友禅をイメージしたグラデーションを加えたカラーリングを施して現在に至っている。2000(平成12)年には国の登録有形文化財に登録された。
同イベントでは、3世代家族による渡橋式や100周年記念プレート除幕式のほか、輪島の御陣乗太鼓の演奏、全国で一斉開催する「水辺で乾杯」、にし茶屋街の芸妓(げいぎ)による舞、地元小学生制作のオリジナルあんどん展示などを予定する。ドリンクの販売やキッチンカーの出店もある。
開催時間は18時30分~20時10分。国道157号線の片町交差点~野町広小路交差点は18時~21時に交通規制を行う。雨天の場合は「片町きらら広場」で実施し、通行止めは行わない。