金沢市内12の飲食店で10月1日、「金沢甘えび」を使った特別メニューを提供する「金沢甘えびアラカルトフェア」が始まった。
「金沢甘えび」は、金沢港で水揚げされた甘エビの中でも大きさや鮮度の基準を満たした特別な甘エビで、ロゴ入りの箱に入れて出荷する。ブランド化を進めようと、2020年から金沢市水産物ブランド化推進協会がフェアを企画し、4回目。今年は、和食、洋食、中華など、幅広いジャンルの飲食店に参加を呼びかけ、各店が創作したアラカルトメニューを提供する。
フランス料理店の「金澤テロワール」(金沢市玉川町)は初めての参加で、「金沢甘えびと低温サーモンのショーフロワ」を提供する。生の甘エビを細かくたたいてタルタルにし、低温調理したサーモンに添えた冷製料理。
オーナーシェフの伊藤秀浩さんは「毎日市場で仕入れたぷりぷりで新鮮な甘エビを使って、フレンチの一品に仕上げた。甘エビから取ったエッセンスをソースとしてかけている。生のエビと半生のサーモンの食感とうまみを味わってほしい」と話す。
そのほか、プラットホーム(創作和食)、ビストロ パザパ(ジョージア料理)、割鮮のむら(和食)、スペインバル ブランコ(スペイン料理)、欧風食堂 ル・マルス(フランス料理)、かわせみ(和食)、ヴェッキオ・アルベロ(ピザ)、創意中華・茶房 桃花片、ちくわ(おでん和食)、龍苑(りゅうえん)浅野本町店(中華)、スペイン料理 コメールが、工夫を凝らした特別メニューを提供する。
交流サイト「X(旧ツイッター)」で金沢の海の幸PRキャラクターの「さかなざわさちこ」のアカウントをフォローし、ハッシュタグを付けて投稿すると、抽選で加能ガニなどが当たるキャンペーンもある。
10月31日まで。