「焼き肉ライク金沢諸江店」(金沢市諸江町、TEL 076-225-7029)が12月4日、小学生以下の子どもに焼き肉セットを無料で提供する「こども食堂」を始めた。
「焼き肉のファストフード」をコンセプトに全国展開する「焼肉ライク」。「こども食堂」の導入は群馬県の2店に続き3店舗目。「自分で肉を焼いて食べるという体験を通して、焼き肉を楽しんでもらいたい」と企画した。先行する店舗での好評を得て、ファミリー層の利用が多い同店でも導入を決めたという。
無料で提供する「お子様体験セット」は、子どもが食べやすいよう薄くやわらかいバラカルビ(100、150グラムから選択)とごはん(お代わり自由)、スープ。無煙ロースターを使うため煙も出にくく、熱い鉄板に触れる危険もないことから判断した。
初日は開店前から約20人が並び、時間を延長し対応した。子ども51人と保護者を加え約100人が来店した。保護者からは「肉を食べない子どもが自分で焼いて食べると喜んだ」「行きたかったライクに行くきっかけとなった」、子どもからは「おいしかったし自分でお肉を焼くのが楽しかった」(小1男子)などの声が寄せられた。
同店をフランチャイズ運営する居酒屋「こよみ」の桑原隆樹社長は「コロナ禍でも生き残れるのは地元の人に愛される店。地域密着型で住宅地という立地を生かして盛り上げたい」と話す。
「こども食堂」は毎月第1日曜(1月は8日)15時~18時に開催(予約不要)。子ども1人につき保護者1人の同伴が必要。