工房併設のチーズ専門店「金沢チーズプラッター」(金沢市間明、TEL 076-291-5567)が9月8日、オープンした。
パティスリーブランド「ラレーヴ」を展開する創業112年の老舗和菓子店「柚餅子総本家中浦屋」(石川県輪島市)が運営する同店。パティスリー開発を経て能登の生乳業界を盛り上げようと開店した。
同店の堂坂宏枝さんによると、看板商品「丸柚餅子(ゆべし)」は半年の熟成を要することから、長年培ってきた熟成や包む技術と知恵を生かしチーズ作りに挑戦。2019年から始めたプリン製造で能登の酪農家との信頼関係も築いた。放牧で育て人工飼料を与えず育てられた生乳は、なめらかであっさりしたミルクの香りとコクが特徴でチーズにも最適だという。
出来立てを提供するため工房を併設するほか、イートインコーナーを設置。チーズ料理と相性の良いオリジナルワインなども提供する。ショップでは「能登酪農家のモッツァレッラチーズ」(1個750円)、オリジナルワイン(3,500円)、コンフィチュール(972円)、金澤プリン(399円~)などを販売する。
イートインでは、ブッラータチーズに季節のフルーツとはちみつを合わせた「金沢ブッラータ」(1,500円)や、モッツァレッラチーズや卵などを包んだ「ガレットコンプレ」(1,200円)などを用意。担当者は「職人が一つ一つ丹精を込めて作ったフレッシュチーズをイートインで食べ方も提案したい。気軽に足を運んでもらえれば」と話す。
営業時間は11時~17時。