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金沢21美で「藤井フミヤ展」 夏休みに合わせて新作も

藤井フミヤさん(右)とアートディレクターのおおうちおさむさん(左)

藤井フミヤさん(右)とアートディレクターのおおうちおさむさん(左)

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 ミュージシャンでアーティストの藤井フミヤさんの個展「デジタルとアナログで創造する藤井フミヤ展 多様な想像新世界 The Diversity」が7月29日、金沢21世紀美術館で始まった。

【VRで読む】金沢21美で始まった「藤井フミヤ展」

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 藤井さんは1983(昭和58)年にチェッカーズのボーカルとしてデビューし、解散後は音楽活動を続けながら、CGや油彩、水彩、ボールペン画、切り絵など多彩な作品を制作してきた。今回は、2019年に東京で16年ぶりに開かれた展覧会を再構成。鼻の上に虫が止まった瞬間の表情を油性ペンで描いた作品や、横たわる女性を描いた油彩画など新作を含む141点を展示する。藤井さんによると、これまでで最も多い展示数だといい、シールや針金などさまざまな素材を使い、常に新しい表現を追求する藤井さんの創造力に触れることができる。

 これまで静岡、広島、福岡、滋賀でも開催してきたが、毎回訪れるファンにもそれぞれの会場を新鮮な気持ちで見てもらいたいと、会場ごとに全く異なる空間設計を行っている。今回は、チェッカーズ時代の名曲「Long Load」がテーマ。全て訪れているというファンからは「この絵は初めて見たのではないかと錯覚するくらい、毎回新しい作品のように感じる」と好評だという。グラフィックから空間デザイン、キュレーションも行うアートディレクターのおおうちおさむさんは「金沢の展示は制約が多かったが、色を大胆に効果的に配置することで、作品に誘われるような楽しさや空間の広がりを感じられるようにした」と説明する。

 藤井さんは「夏休みということで、子どもたちが喜びそうなかわいい絵を新作として展示した。油性ペンや色鉛筆、クレヨンなど身近な画材で描いた作品もあるので、子どもから大人までたくさんの人に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開場時間は10時~18時。入場料は一般=1,300円、中高生=900円、小学生=700円。8月28日まで。

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